【リノベーション床の張り替え】 素材の種類や選び方・基礎情報


リノベーションで床を張り替えることは、住空間を大きく変え、暮らしを快適にする絶好のタイミングです。

豊富な種類から、ご自宅・ライフスタイル合ったものを選ぶ必要があります。

こちらの記事では、リノベーションで床を張り替える際に役立つ情報として、素材の種類や選び方などをご説明いたします。


床の張替え目安は?


床は、毎日歩いたり物を置いたりする場所のため、経年劣化によって傷や汚れが目立ったり、軋みなどの不具合が生じたりすることがあります。

このような場合は、床の張り替えを検討する必要があります。

具体的には、以下の様なサインが現れたら検討することをおすすめします。

張替えセルフチェック


傷や汚れが目立つ

フローリングの場合は表面が剥離したり、深い傷がついてしまった場合、カーペットの場合は毛玉やシミがひどい場合など。

軋みなどの不具合

床を歩いた時に軋む音がしたり、沈んだりするような感触がある場合。

床鳴り

フローリングと下地の間に隙間ができて、床鳴りが発生する場合。

水濡れ

水をこぼした際にシミが残ったり、床が膨らんだりする場合。

経年劣化

長年使用していることで、床材の色褪せや変色などが目立つ場合。

リノベーションで使える床材の種類と特徴

床材は大きく分けて、以下の5種類に分類されます。

フローリング

無垢フローリング


天然木をそのまま使用した床材です。肌触りが良く、経年変化による味わいを楽しめます

素足で歩くと心地良く、温かみを感じられます。

一方、傷や汚れに弱く、水濡れにも注意が必要で、メンテナンスに手間がかかります。

複合フローリング


天然木と突き板を組み合わせた床材です。

無垢フローリングよりも安価で、傷や汚れ、水濡れに強く、お手入れがしやすいです。

無垢フローリングのようなデザインを楽しめますが、本物の無垢フローリングとは質感が異なります。

カーペット


温かみがあり、足触りが柔らかく、防音性にも優れています。子供がいる家庭には、取り換えや洗濯が可能なカーペットがおすすめです。

洋風風の家具のデザインに合い、ソファやベッドの配置に柔軟性があります。

一方、掃除が大変で、ダニやカビが発生しやすいので、定期的な掃除が必要です。

コルク


弾力性があり、衝撃を吸収しやすい特長があります。防音性にも優れて、足腰への負担が少ないです。

エコ素材として人気が高いですが、、水濡れに弱く、傷つきやすいです。

フロアタイル


水や汚れに強く、お手入れがしやすいです。デザインやカラーバリエーションも豊富です。

耐久性も優れているので、キッチンや水廻りにおすすめです。

クッションフロア


安価で、施工が早く終わります。水や汚れにも強く、多くの賃貸住宅でも使用されています。

模様や色柄が豊富ですが、木目調のデザインでも本物と比較するとテカテカしているなど品質に差が出ます。


和室ならではのリラックスできる空間を演出できます。肌触りが良く、夏は涼しく冬は暖かいです

カビやダニが発生しやすく、裏替え、表替えなどのメンテナンスが必要です。

リノベーション部位に適した床材を選ぶ

リビング


リビングは家族が集まる憩いの空間です。床材を選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。

素材: フローリング、カーペット、畳などが一般的です。


色: 明るい色は部屋を広く見せ、暗い色は落ち着いた雰囲気を演出できます。


機能性: 床暖房対応、滑りにくい、傷つきにくいなど、必要な機能を選びましょう。

おすすめ床材

 ●広々としたリビングに: 明るい色の複合フローリング
 ●温かみのあるリビングに: 無垢フローリング
 ●小さなお子様がいるご家庭: カーペット
 ●和の空間を演出したい: 畳

キッチン


キッチンは水を使う場所なので、耐水性と汚れやすさに強い床材を選ぶことが重要です。

素材: フローリング、フロアタイル、クッションフロアなどが一般的です。


色: 深い色やグレーなど、汚れが目立ちにくい色を選ぶと良いでしょう。


機能性: 滑りにくい、抗菌、防カビなど、必要な機能を選びましょう。

おすすめ床材

 ●お手入れが簡単なキッチン: フローリング
 ●コストを抑えたいキッチン: クッションフロア
 ●高級感のあるキッチン: フロアタイル

洗面室


洗面室も水を使う場所なので、キッチン同様、耐水性と汚れやすさに強い床材を選ぶことが重要です。

素材: フロアタイル、クッションフロア、タイルなどが一般的です。


色: 白やグレーなどの張替えがしやすい色か、汚れが目立ちにくい色を選ぶと良いでしょう。


機能性: 滑りにくい、抗菌、防カビなど、必要な機能を選びましょう。

おすすめ床材

 ●お手入れが簡単な洗面室: フロアタイル
 ●コストを抑えたい洗面室: クッションフロア
 ●高級感のある洗面室: タイル

寝室


寝室はリラックスできる空間なので、肌触りが良く、静音性に優れた床材を選ぶことが重要です。

素材: カーペット、複合フローリング、畳などが一般的です。


色: 落ち着いた色を選ぶと、リラックス効果があります。


機能性: 防音、遮音、断熱など、必要な機能を選びましょう。

おすすめ床材

 ●ぐっすり眠りたい方: カーペット
 ●コストを抑えたい方: 複合フローリング



重ね張り?既存床の撤去?工法にも種類がある

リノベーションで床を張り替える際、主に2つの工法が用いられます。

重ね張り


重ね張りは、既存の床材の上に新しい床材を直接張る工法です。

既存の床材を撤去する必要がないため、工期が短く、費用も比較的安価に抑えられます。

メリット

  •  ●既存の床材を撤去する必要がないため、工期が短くなります。
  •  ●費用が比較的安価に抑えられます。
     ●既存の床材を撤去しないため、発生するゴミが少ない

デメリット

  •  ●新しい床材を張ることで、床の高さが上がります。
     ●新しい床材を張った後に段差が生じる可能性があります。
     ●既存の床材を剥がさないため、下地の状態を確認できません。

既存床撤去


既存床撤去は、既存の床材を全て撤去してから新しい床材を張る工法です。

重ね張りよりも工期が長く、費用も高くなりますが、以下のメリットがあります。

メリット

  •  ●床の高さを自由に調整できます。
     ●段差をなくすことができます。
     ●下地の状態を確認でき、傷んでいる場合は補修が行えます。

デメリット

既存の床材を撤去する必要があるため、重ね張りと比較すると、工期が長く、費用が高くなります。

また、 既存の床材を撤去するため、処分費がかかる場合があります。


どちらの工法を選ぶべき?

重ね張り、既存床材の撤去、どちらの工法を選ぶべきかは、お住まいの状況や予算、施工のタイミングなどによって異なります

リノベーション時に最適な工法で施工を行うために、実績と技術に信頼できるリノベーション業者にご相談されるのが良いでしょう。




リノベーション時の床の張り替えについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。

床材を選ぶ際は、見た目だけでなく、機能性や耐久性なども考慮することが重要です。

小さなお子様がいるご家庭の場合は、傷つきにくい素材を選ぶ、ペットを飼っているご家庭の場合は、毛が絡まりにくい素材を選ぶなど、ライフスタイルに合った床材を選びましょう

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