マンションのリノベーション 施工期間の目安
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カテゴリー:リノベコラム
マンションのリノベーションは、どの程度の施工期間が必要でしょうか。
購入した中古マンションで施工する場合は、入居できる時期が変わります。
既に長年住まわれているのであれば、工事中の仮住まいの用意・契約にも関わってきます。
こちらの記事では、フル・部分リノベーションに分けて施工期間の目安をご紹介します。
目次
マンションと戸建て住宅における工期の差
マンションにお住まいの場合
マンションでは、専有部のみリノベーションいただけます。
広さの関係でフルリノベーションを行っても、壁や床などの内装や、水廻り設備の改修が中心となるケースが多いです。
そのため、工期は戸建て住宅よりも短くなる傾向があります。
しかし、マンションの管理組合から、リノベーション内容に許可が降りない・ストップがかかると施工が進みません。
また、マンションでは多くの方が住んでいるので、施工ができる曜日や時間帯が制限される場合もあります。
戸建てにお住まいの場合
戸建て住宅のフルリノベーションは、解体を含む大規模な工事が多いです。
耐震補強や間取り変更など、構造自体の改修も可能です。
全体的に見ると、マンションのリノベーションよりも工期が長くなる傾向があります。
また、外壁や屋根の工事は天候の影響を受けるため、梅雨や台風シーズンでは工期が長引くこともあるでしょう。
フルリノベーションの施工期間
フルリノベーションとは、お住まいのマンション一室を全体的にリノベーションすることです。
フルリノベーションは改修を加える部位が多いので、間取りや設備のお打ち合わせだけでなく、耐震性なども見て行く必要があります。
設計と施工期間の目安
フルリノベーションをする場合の設計にかかる時間は、通常1〜2ヶ月が目安とされます。
この期間中に、リノベーション業者へご要望をお話いただき、プランの打ち合わせ、間取りや内装・水まわり設備などの仕様を詰めていきます。
施工期間は、一般的に3ヶ月程度です。
リノベーション業者へのご相談からお引渡しまで合わせると、半年程度の期間がかかることもあります。
部分リノベーションの施工期間
リビングや水廻り、特定の部位だけをリノベーションする場合は、部分リノベーションなどと総称されます。
ご相談が多い部位の、リノベーションでかかる期間を見ていきましょう。
リビング
リビングの壁紙の張り替え、フローリングの張り替えには通常4日~5日程度かかります。
床暖房を交換する場合には、フローリングを張り替えてから床暖房を交換するので、+3日程度かかります。
収納力アップとして壁面収納を造作する場合は、デザインによっては長くて1週間日程度かかります。
隣室との不要な壁を撤去して、間取りを広くするリノベーションであれば、6~8日程度の期間が必要です。
全体の施工としては、1か月程度と考えると良いでしょう。
水まわり
キッチン
新しいキッチンへの設備交換は既存のキッチンを撤去した後に、床や壁の補修・給排水管工事を行い、キッチンを設置します。
最短3日~1週間ほど期間が必要です。
お風呂
浴室のリノベーションは、既存のお風呂が在来工法か、ユニットバスかで施工期間が異なります。
古いユニットバスから新しいユニットバスへの交換では、約4日ほどかかります。
在来浴室からユニットバスに変更する場合は、土台や構造の状況に合わせて施工するため、1週間以上かかると考えましょう。
トイレ
トイレを新しいものへ交換する場合は、最短半日で完了します。
内装も合わせてリノベーションすると、追加で3日~4日程度かかります。
和式トイレから洋式トイレにするプランでは、土台や壁などを解体し作り直すので、約1週間の施工と考えましょう。
洗面所
洗面化粧台を新しいものにすると、設備の撤去や搬入で約1日で完了します。
洗面所全体の雰囲気を変えるには、トイレと同様に、内装も合わせて施工するのがおすすめです。
マンションならではのポイント
フルリノベーションを行うべきか、部分リノベーションにした方が良いかは、
マンションの築年数も考慮されると良いでしょう。
築30年以上経過しているマンションでは、給排水管の劣化に注意が必要です。
配管の耐用年数は、使用されている材質によって異なります。
給排水管の寿命
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- ●水道用亜鉛めっき鋼管
昭和30年代に建設されたマンションで使われていた素材です。寿命は15〜20年程度
- ●水道用亜鉛めっき鋼管
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- ●水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管
昭和40年以降で使われた素材です。寿命は20〜35年程度
- ●水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管
- ●ステンレス鋼管
パッキンの交換が必要だが、ほぼ永久に使用可能
現在建てられるマンションであれば、【架橋ポリエチレン管】【ポリブデン管】といった、樹脂製の配管材が使用されています。
築年数がある程度経過している場合は、内装・設備交換だけでは、水まわりのカビ臭さが消えないこともあります。
給排水管を含む、フルリノベーションを検討することも良いでしょう。
施工期間が延びる場合もある?
工期が延びる可能性も念頭に入れておくと良いでしょう。
躯体や配管などは、腐食や1階であればシロアリの発生が見られるかもしれません。
その場合は追加工事が発生し、費用と工期がかさみます。
施工期間が延びる原因としては、他にも以下のようなものが挙げられます。
部分リノベーション
設備交換や内装の張替では、住みながら工事をする関係で、ご家族のトラブルによって施工が中断するケースがあります。
フルリノベーション
GWやお盆・年末年始を挟む、長い工期の場合は、リノベーション会社や職人さんの休業で、施工が止まることもあります。
マンション周辺の道路工事があると、搬入の関係で曜日が限定されることもあります。
また、マンション側へのリノベーション内容の申請が不十分だと、管理組合からストップがかかるかもしれません。
プランや商材の変更にも時間がかかるので、管理組合との連携は予め取るようにしましょう。
このように、リフォーム・リノベーションの工期に影響を与える要素は様々です。
また、建材や設備の納期の遅れも考えられます。
材料不足でメーカー側から商品の供給が止まると、水廻りだけ工事が進まないなどの遅れが出るのでご注意ください。
マンションのリノベーション期間 まとめ
マンションリノベーションの期間についてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
お住まいの住居がマンションか戸建てかで、リノベーション期間が変わってきます。
フルリノベーションでは数ヶ月、部分リフォームでは数週間の期間を見込むことが一般的です。
サイトリノベーションはリノベーション実績が多数ありますので、
「希望のリノベーションはどの程度期間がかかるか」
「希望のイメージに近づけるには、部分リノベーションか、フルリノベーションか」
などお悩みの際は、サイトリノベにご相談ください。
ホームページには、リノベーション施工事例を掲載しています。ぜひこちらもご覧ください。